会長挨拶

平素は、安心安全なまちづくりにご尽力いただき有り難うございます。

石山学区会自主防災は、平成19年に12自治会を構成し15周年を迎えました。

この間、2自治会が事情により脱会し現在は10自治会で構成し、日々の防災啓蒙活動を行っています。

さて、「災害は忘れた頃にやってくる」「備えあれば憂いなし」先人の尊い経験に富んだ示唆あることは

ご存知のとおりであります。

近年の阪神淡路大震災、東北地震による大津波災害、熊本地震の災害、奈良、和歌山の風水害では多くの

人命が失われ大切な財産が消失、破壊される状況がテレビ、新聞などを通じて報道されています。

石山学区では幸い良い環境に恵まれ、ここ数年無事な日々が続いております。

しかし大津市には琵琶湖西岸断層帯があることはご存知のとおりであります。

この地震の発生予測は30年以内1~3%となっており発生確率は高い方に分類されています。

また、南海トラフ巨大地震の発生確率は最近の地震学会の発表では30年以内の確率は70~80%

非常に高い確率になっております。この大地震が発生した場合滋賀県では震度6強の揺れが予測されます。

風水災害では近隣の大戸川の氾濫による避難指示等の発令が出されていいる現状です。

当防災会としましては地震災害、風水害、火災等に対し平時である今日この時に

組織的にそして隣人同士は勿論、自治会が一体となり密接な連繫のもとに災害を最小限に止める

意識啓発訓練の実施が不可欠であると考えております。といたしましても自主防災会の活動には限度あります。

今後とも大津市はじめ、南消防署等行政機関との連繫を密にしご指導を仰ぐと共に、区内事業所の方々は勿論

皆様方のご協力により安心安全なまちづくりに寄与できるよう防災基本方針を定め

活動目標は高く実行は着実にをモットーとして防災対策に取り組みたいと考えております。

最後になりましたが、防災減災の基本的な考え方は人の命は自分で守る『自助』隣人等が共に助け合う

『共助』が最も大切な人の命を守ることが多くの災害事例であります。

防災意識を皆様と共に高め災害における防災減災に繋げるよう共に

防災活動にご尽力いただけるよう宜しくお願い致します。

石山学区自主防災会 会長 原田 好明